|
|
|
隙間風
|
作詞 やぐもなつ |
|
窓の隙間から忍び寄る風をたぐり寄せてみたら
遠くの街並みの匂いが写り込んできた午後の日々
人気のない通りを通るあなたを見たような
水たまりがあなたを濡らしている
薄く光る光線があなたを照らしだすためだけの
今はもう見失いそうなの あなたとひとつになっていたいから
さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく
そばにある限りなく細い街路樹の向こうから
見えるはずのない虚ろな瞳がならんでいる夕時に
鳴り止んだベルが落ち着きを取り戻すための
景色たちがあなたを滲ませている
想いを乗せた鳥たちが あなたへ流れ着くためだけの
今はもう始まりなんだよ 終わりは過ぎて行ってしまったから
さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく
さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく
|
|
|