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藍
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作詞 散桜 |
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「藍」私を求めてくれるのは?
その声につられるように
藍の涙が零れ落ちる。
私を救い出してくれた人。
千年の眠りから解いてくれた人。
星降る夜に一筋の灯りが
私を目覚めさせ、
私を逃すまいと抱きしめる、
優しい腕(かいな)
嗚呼…私の命の主
貴方という迷宮に迷い込む
私は藍。
朝の日が昇るとともに
私は貴方に溶け込んでゆくの。
藍は貴方とともに有り続ける。
「藍」私の手を取ったのは?
その手に導かれるように
藍の涙が伝い落ちる。
私を抱きしめてくれた人。
永遠の孤独を解いてくれた人。
若葉揺れる日に夜の帷(とばり)
が落ちてゆき、
私を独人にしまいと口付ける
優しい唇。
嗚呼…私の命の欠片。
貴方という謎に立ち向かう
私は藍。
夜の月が誘うように
私は貴方に惑わされるの。
藍は貴方に尽くし続ける。
私はあなたを求めている。
「藍」。そう嘆かないで。
私はここにいる。
貴方の瞳に映る真実を。
嗚呼…私を抱く貴方。
嗚呼…私の藍。
藍の悲しみが貴方に溶けだして行く。
嗚呼…優しい貴方…「藍」
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