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朧月
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作詞 Undertake |
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「私ハ、貴方ノ幸セヲ心ヨリ祈ッテ居リマス」
そう思いながら 朧月を眺める私
思い返し…振り返り…心に刻み込む
だが、所詮届かぬ恋
私の頬に伝う涙を止められるものは、何処にも無い…
朧月はそんな私を見て笑う
「愚カナ奴ダ」
白日は、何時も暖かく私を照らしてくれるのに
朧月は何故、何時も私を冷たく暗く嘲笑うの?
私は悪くない
何一つ悪くない
悪くないのに
何時までも、私の届かぬ恋を嘲笑う朧月
夜になると 心は重く
届かぬ恋…朧月…膝を抱える
だが、現実は重く
私を嘲笑うように顔を出す朧月
届かぬ事を分かっていながらも
何故、頬に伝う涙を止める事が出来ないの?
同情して欲しいから?
慰めて欲しいから?
いや、違う
私は待っていたんだろう
こんな私の前に毎晩顔を出す朧月を
私を嘲笑う朧月と
私の元へ毎晩訪れてくれる朧月
どっちを信じればいいの?
その答えを求めて
私は今日も膝を抱え、朧月を待ち続ける
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