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Sirius
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作詞 PRPR |
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一際輝く君の姿はどこにいたって見えるのに
別れ際伸ばし開いたこの手を掴み返してはくれなくて
真っ暗闇のある日の夜 冷たい夜風にさらされて
悴(かじか)み震える指先に 吐息をかけて空にかざした
頭を駆ける 刻んだ記憶 馳(は)せる想いにどこか傷んで
心が揺れる 流れる思い出 「失くしたくないよ」と必死に縋(すが)って
僕は僕を見失ってしまいそうで
投げかけられた言葉にも応えることができなくて
虚ろ虚ろに歩いてる
眼(まなこ)に映るその輝きは
『声』も『この手』も届かないほど遠くにあって
地平線の向こう側 揺らめく太陽沈んでく
赤く彩られたこの空は ただひたすらに闇に走った
繰り返される 記憶の映像 忘れたいほど鮮明に
「やり直したいよ」ホントの気持ち 「でももう無理だ…」と想い押しつけ
僕は僕を見失いたくなくて
君と築き上げた思い出を忘れることはできなくて
ただただ君を想ってる
遠くに魅えるその美しさ
遥か彼方で眩しいほどに輝き満ちて
窓ガラス越しに見つめた空は決して届かぬ空虚なもので
街に飛び交う人の声 家へと続く道でさえ
こみ上げる何かが止まらない 溢れ出したことに気付けない
「今」を抗(あらが)うことはできなくて 翼をもがれた堕天使みたいで
僕から僕が消えてしまいそうで
溢れる雫と同じように僕も一緒に流れて行きたい
一つ一つの涙が重い
かすかに残る君のぬくもり
『声』よ『心』よ行かないで
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