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空っぽ。
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作詞 五十嵐瑛斗 |
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いつもと変わらない景色
変わったのは僕だけで
僕には白の世界に見えて
世界は時を忘れていった
君はたしか言ってたね
今じゃ叶えられないけど
白の世界は動きを止めて
僕をここに独りにさせた
当たり前だった日々から君は消えて
当たり前はもう戻ってこなくて
なにをすればいいのか考える
考えても答えなんてでてこなくて
ただ眺めていた
白の世界を
独りで
眺めていた
分かっていたんだ最初から
終わりがくることなんか
終わるなんて怖くはなかった
白の世界では当たり前
分かっていたんだ最初から
この時間が戻らないことを
けど何もすることはできない
形のない形を探してた
あの日と同じ景色の中で
変わらない僕は言ったんだ
今じゃ叶えられないけど
白の世界は動きだした
見ているものは幻想か
触れているものは幻か
何も生まれないこの世界は
たしかに動きだしたんだ
当たり前だった日々から消えた君は
どうやっても戻ってこなくて
ご飯を作っても減ることはない
それは当たり前になるのかな
悲しくはない
白の世界は
きれいだ
輝いている
分からないまま最後まで
何かを探し続けていたんだ
それはいつか見つかるだろう
白の世界は動いている
分からないまま最後まで
この時間を過ごしていた
何もできずに見渡した
形のない白の世界を
いつかこの時を笑い話にできるだろう
こんな世界のことだって
僕は話の最後に言ったんだ
‘幸せだった’と微笑んで
白の世界はまた動きを止めた
変わらぬ景色にただ一人
立ち止まって見えたのは
あの日の夕焼けだった
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