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3月23日―先生
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作詞 奏夢 |
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―離任式
私が恐れていた日
先生がいなくなってしまうかもしれない
そんなことを告げられる 恐怖の日
教頭の口から 先生の名前が呼ばれる
そして 恐れていたことが 起きた
「山田先生」
・・・え?
予想していなかったことが起きた
そうまさに「予想外」
・・・なんて思う余裕もなくて
その教頭の声で前に出て行く
山田先生の後姿を
ただ 見ることしか出来なくて
どうして?どうして?
去年担任やってくれて すごい楽しくて
でも今年違う学年の担当になって
来年からまた教えてくれるかな〜 なんて
期待を ふくらませていたのに
もう気付いたら 涙でいっぱいで
隣にいる人も 涙でいっぱいで
涙で滲んで 先生が見えない
その式の後 思わずかけよった
「先生・・・なんで行っちゃうの・・・!?」
泣きながらそう言う私を
先生も涙を流しながら見てた
先生は本当に生徒に愛されてて
その時も同じ学年や違う学年の生徒が
先生をかこんで泣いてた
いろんな生徒に 泣き顔を見られただろうけど
そんなの どうでもよかった
「去年,奏夢たちの担任したときが一番楽しかったよ」
なんて言うもんだから 涙もさらにあふれて
「泣かないで・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
なんて泣きながら言われても 逆効果だよ
でも 帰りの電車の中で後悔したんだ
転任する先生に
「行かないで」としか言えなくて
自分のことしか考えられなくて
「頑張って」って言えなくて
最後かもしれないのに
涙でぐしゃぐしゃの顔で
先生のこと考えられないほど 子供で
本当に ごめんなさい
だから ここで言うけど
頑張ってね
どこへ行っても
どうか今のままの先生でいてください
本当に 大好きです
ありがとう ございました。
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