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陽だまり crying
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作詞 唄枷 亜夏羽 |
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暖かい陽だまりの中
空っぽの教室に私は一人・・・
机に伏して泣いていた。
こんな時誰かがそばにいてくれたのなら
きっと聞いて欲しい事がたくさんあるのだろう・・・
放課後の学校、体育館から聞こえるのはバスケットボールをつく音
窓際の私の席
何時も空を見つめている場所
何時も暖かくて、心地のいい場所。
明日から会えなくなるあの人を想うと懲りずに涙は流れる
昨日まで確かにあった笑顔はない
大好きな声がしない
安らげる匂いがしない
雄々しい姿が見つからない
見つめたい瞳が映らない
短かった
でも本気で想ってる
諦めようと、忘れようとするほど
ただただ切なくなる
愛しさが募る
淋しくて胸を潰す想いが声にならず、頬を滑っていく
あの人が笑っていた時間がこれから増えることはないと実感する
それが哀しくて、苦しいのだけど泣くことしか出来ない
ただ切なく時間が過ぎて
陽だまりは哀しく暖かい
永く胸に閉まっていた感情
懐かしく、幸せな感情
今日も陽だまりの空っぽの教室で
貴方を恋しがって泣くこと
また会いたいと、あの笑顔が見たいと
ただ純粋に泣くことを貴方は笑いますか?
いや・・・・
きっと笑うでしょうね・・・。
私はそれでもいいんです。
笑われようと、何だろうと・・・
私は「貴方」が好きなんですから。
この胸の「たぎり」が届かなくとも、叶わなくとも
私は「貴方」が好きなんです・・。
貴方にとって私は疎ましい影でしかないけど
せめてこの影が、「私」が
陽だまりで泣くことをお許しください。
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