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蜉蝣の恋
作詞 唄枷 亜夏羽
僕は恋をした。
短い命の、小さい命の恋をした。
人目で感じたんだ。
「話がしたい」って
でもね、なかなか勇気が出せなくてさ。
どこかの歌詞に、小説に、物語にあるように、遠くから見てるしか出来なくて
でも、それでも嬉しかったんだ。


君の姿を見るだけで、僕は誰より高く飛べるんだ。
君は僕の羽のように清んだ目で笑ってる。
今日も君も何処かで笑ってるのかな?


今日も少し涼しい朝が来た。
でも、何処を探しても君が見当たらないんだ。
初めて君を見つけた公園、いつもの通り道にも
君の姿がないんだ・・・。
今君は何処にいるのかな?
会いたいな・・・
寂しいよ・・


少し時が過ぎて、やっと見つけた君は
悲しげな目をして、一回り小さくなっていた気がしたんだ。
初めて感じたんだ。
「君を護りたい」って


どうやって?
僕は君と会うことはおろか、話すことさえ出来ないんだ・・・。


僕は小さな蜉蝣だから、君と話せない。
だから、いつも遠くから見てるしか出来なくて
そんな自分を惨めに感じてた。
どうしたらまた君の笑顔が見れるのかな?

僕は小さな小さな蜉蝣。
大きな眼を持ち、清んだ羽の蜉蝣。
でも、それでも僕は、僕は、僕は・・・、
君が好きなんだ。
僕は飛んだ。
今まで行ったことのないくらい高くまで。
太陽が眩しくて、呼吸がだんだん苦しくなっていく。
声にならない声で、言葉じゃない言葉で目一杯叫ぶ。
「君が好きなんだ!!」
「護りたいんだ!!」


僕は目が覚めた。
僕は小さな人間。
勇気が出なくて、蜉蝣の夢を見て自分の弱さを隠す
小さな小さな存在。

でも今の僕には君に届く声がある。君に伝える言葉も・・・。

だから明日も飛んでみよう・・。
君のそばまで・・・。



僕は蜉蝣。
君が大好きな蜉蝣。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 蜉蝣の恋
公開日 2013/12/28
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 片思い
コメント 好きな人と話したい、近づきたいのに勇気が出なくて、いつの間にか自分は蜉蝣(カゲロウ)だと現実逃避をして、それが真実だと信じてしまっていた男の子の話です。
唄枷 亜夏羽さんの情報













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