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ダンデライオン
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作詞 沙智 |
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もう二度と もう二度と
戻らないと決めて
風に乗せた白い種
今、春を指差して
微笑んでる ダンデライオン
目を細めもせずに空を見る
夏の花がふと恋しくなる。
あの花と同じ色をした花は
今日も足元で咲いてるのに
僕の世界はこんなんで、
決していいことばかりじゃなくて、
落とした何か拾うついでに
今日もまた膝を抱えていた。
大きな花には咲けないよ
踏みつけられても仕方がない
だけどここで終わりたくないよ。
何度だって
―…僕だって、
何度だって
―…僕だって、
空(ウエ)を向くさ。
もう二度と もう二度と
戻らないと決めて
蹴飛ばした アスファルト
また足を乗せてる
もう二度と もう二度と
戻らないと決めて
風に乗せた白い種
今、春を指差して
微笑んでる ダンデライオン
「失くす」ということに 慣れすぎて
伸ばす手を ためらう癖が ついたんだ
時間は無限じゃないと知って
遠回りすること 嫌ったんだ。
いつか君が「羽根」と呼んだ 夢は
いつも背中を押してはくれないけど
「向かい風もたまに悪くないよ」
君の声で
―…今もそっと、
君の声で
―…今もそっと、
歌が響く。
もう二度と もう二度と
帰らないと決めて
飛び乗った青い電車
走る音耳すます
もう一度 もう一度、
路(ミチ)は見つけたから
風と運ぶ白い種
今、春を指差して
微笑んでる ダンデライオン
もう二度と もう二度と
戻らないと決めて
蹴飛ばした アスファルト
また足を乗せてる
もう二度と もう二度と
戻らないと決めて
風に乗せた白い種
今、春を指差して
微笑んでる ダンデライオン
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