|
|
|
信号待ち
|
作詞 にっくん |
|
一列に並んでる四本の足音が刻むリズム
不規則さがどこか心地いい
会話より弾んでる胸を見透かすように
下らない微笑みを見せる君を見ていた
交差点に立ち 僕らの鼓動が止まるとき
流れ任せだった自分を思い出すんだ
君を愛してる
ただそれだけの感情に心が痺れた
そのほかのことなんかは
一瞬全部忘れてしまうほど
とりあえずひとつ咳払いをして
僕のペースを取り戻した
塞き止めてまた新たな世界を
そっと示していく
不思議だよ
こうやって同じ時を刻むこと
初めて二人出会った日を思うその度
繰り返す会話で放つ言葉の外側の
思いが育っていく時間がただ愛しくて
こんな時代の荒んだ世界
見てるだけでも疲れて嫌になりそう
目を背け もっと違う場所を探してたら
愛という見えないものが
君という形でこの目に映った
それはまるで小さな幻想の世界を
見ているかのように
夕暮れ消えゆき 月が僕らを迎える
続いていく美しさはこんなにも淡い味で
どれだけ信じていれる?君は
君を愛してる
ただそれだけの感情に心が痺れた
いずれ静まる高ぶりを
もっとちゃんと感じていたいんだ
信号機が今色を変えたら
僕らはともに一歩踏み出す
同じ方向へ別々の足で
手をつないで
|
|
|