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ストーカー
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作詞 RAGU |
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白い雪が舞う公園
静寂なる夜
子犬がツタツタ通りゆく
僕はここで待っていたんだ
空を見上げる
黒い背景に白いものが降りてくる
寒かったよ それはとてもとても冷たくて
でも心はまだ折れてなかった
車のライトが時々僕を照らす
今日は聖夜だ
みんなどこへ向かっているのだろう
恋人の待つあたたかい家か
家族が待つあたたかい家か
それとも友人たちとはしゃぐそんな夜なのか・・・
僕はひとりそこで君が来てくれることを祈ってた
僕は公園のベンチでひとり
君を待ってた
でもね
君が来るより先に僕は朝日をみたんだ
笑っちゃうだろ
太陽の光はとてもまぶしかった
なんだか太陽に驚かれてる気分だったよ
「おまえそんなところでひとりでなにやってんの?!」って
雪もやんで
太陽が世界を照らし
僕は立ち上がった
何事もなかったように
電車に乗り込んで
まわりのひととおんなじような顔をして
家に帰ったんだ
寂しい部屋に帰れば
もうなにをするでもなく
ただ ただ 世界に身をゆだねた
音楽を聴いた
涙がでた
君を想うと涙がでた
僕自身に涙がでた
不甲斐なくやるせなく
ただ ただ 部屋には僕の嗚咽のみが響いていた
終
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