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Heilige Bestie(聖なる獣)
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作詞 DST-2400 |
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彼は聖書の訓えに倣う牧師
まだ若いがその生きざまは潔白だ
町には彼を慕うものも多かった
だがそれはあくまで昼間の話
夜の彼は聖書に背を向け、
欲望のままに身を任せる獣だった
教会の地下深くに眠る死体たち
どれもたくましい体をした男で、
そのどれもが服をまとわず磔にされている
陽が落ちて鉄の扉が開かれる
冷たい部屋に眠る死体たちを見ながら
牧師は聖書を燃やす
朝を告げる鐘が二度鳴るとき
彼は白日のもとにさらされる
そして彼を慕っていたものたちは
なんということだ、と嘆く
血でなく雪に染まった彼の顔に
誰もがおそれをなしたという
彼はその夜の中で、
死んだものたちの枝を慰める
その温かい彼の手は
たとえ死んだものでも蘇らせるという
朝を告げる鐘が二度鳴るとき
彼は白日のもとにさらされる
そして彼を慕っていたものたちは
なんということだ、と嘆く
血でなく雪に染まった彼の顔に
誰もがおそれをなしたという
朝を告げる金が二度鳴るとき
死者たちは彼に雪を放つ
牧師の恍惚する表情に、
神はおそれ多くて罰することすら忘れた
死んだはずのものが喘ぎ、
彼もまたそれに快楽を感じるもののひとり
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