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傷
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作詞 狼谷 亮 |
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絆創膏で幾重にも覆って
それでも飽き足らず包帯で覆って
目を背けて強くなった気でいた
もうずいぶん昔の傷だし
放っておくのがいい
誰にも見せないで
自慢するみたいに話して
だって、あの人は言った
放っとけば良くなるって
もう良くなったはずでしょうって
思い出す度に痛む傷跡は
すっかりひきつれて 膿も溜まって
痛かった
気付いたら包帯も絆創膏も剥ぎ取って
夢中で掻きむしってた
痛くて 血が出た
今もヒリヒリするけど
前よりずっといい
ずっと楽になったよ
見ないふりしてるよりずっと
今度はちゃんと治るといいな
人に見せられるくらいには綺麗に
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