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カラナクシ
作詞 くるりらりる
馴れ合いの冷たさを怖れて こっち来るなと角で威嚇
自分の色を作れなくて 飲み込んだ色そのまま吐いた

触れ合いの居場所を無くして 逃げるように殻に籠る
自分で背負った重荷を 飲み込んで今僕の居場所に

葉っぱの裏に隠れてる 誰にも見えないように
両目を頭に引っ込めた 何にも見えないように

培った平衡感覚 逆さになっても大丈夫
いつからか聞こえる雨音も 気にせずに1人歩き出した
ひび割れた心の外殻 隙間から溢れた弱音が
いつからか僕の足跡に 白筋として残っていく


馴れ合いの温もりを求めても やっぱ最後には回れ右
優柔不断の操り人形 行ったり来たりグルグルグルグル

触れたいと誰かを望んでも 触れられると殻に籠る
自分で背負った重荷に 飲み込まれて今僕の居場所は...

必死に頭回してる けど行動トロくて追い付かない
怯えて頭を引っ込めた 殻の中はもういっぱいだ

失った平衡感覚 釣り合いの取り方わからない
いつまでも聞こえる雨音が ぐるぐると纏わりついて
泣き出したマイマイツムリの 隠れ家に逃げ込んでも
メニエール誰かの言葉は 渦巻きの中残っていく


隠しても溢れ出る弱音 隠そうとして回る頭
追い付けなくて酷い耳鳴り 「出てこいそろそろ頭出せ」
それは誰に言ってるの あぁ 誰でもないか 独り言...


繕った平衡感覚 やっとの思いで見つけたもの
この殻に潜む寄生虫 きっとそれも自分のこと
カラナクシマイマイツムリ それでも変われない僕の唄
メニエール言葉の耳鳴り 怖くても見せてその頭

研ぎ澄ます平衡感覚 重力が押し込むこの身体
ここからだまだ間に合うさ その殻は捨てても構わない
もう空の心の外殻 雨の中踏みしめたその土は
いつまでも僕の足跡に 白筋として残っていく


陽が昇り蝉の声鳴って 終わりを告げる雨の音
目の前にまたカラナクシ 怖くても見せてその心

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル カラナクシ
公開日 2013/10/30
ジャンル ロック
カテゴリ
コメント 梅雨明けを想像して作りました。鬱陶しい気分が晴れる様子が描けていれば幸いです。
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