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I was dead(The 1st style)
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作詞 another-people ltd. |
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夜中にガンガンと鳴り響く頭痛
どうやら酒を飲みすぎたらしい
鼓動がバクバクと鳴り響く
まるでいつ破裂してもおかしくない
俺がいつからこういう風に転げ落ちたのか
今、記憶の欠片を集めるために
ありもしない頭の中の記憶の森の中をさまよっている
あれは確か小学生の頃だ
小学校4年生の頃の俺は誰かにかまってもらいたくて
自殺するフリをしていた
そうすればみんなに注目されるから
それが癖になって
次第に誰も相手にもされなくなって
その癖が今になっても続いているのは
自分としても恥ずかしいし情けない
思い出せば頭痛はヒドくなる一方
鼓動も強くなる一方
しかし繰り返す自問自答に
私はさらに記憶の引き出しを開けてみる
あれは確か中学生の頃だ
本気で人を好きになって
初めてギターに手を伸ばした中学3年生
周りはBUMP OF CHICKENやELLEGARDENやアジカン、
マキシマム ザ ホルモンが好きだった
確かに俺も大好きだ
でも当時の俺は一昔前も二昔前もの音楽をやってた
俺が影響を受けたのは布袋寅泰だった
ラストシーンを文化祭で弾き語ってたあの頃
俺は好きな人に、振り向いてもらいたかった
だけどアプローチの方法を間違えて
ほぼストーカーみたいになってしまった
だからあの人は私を避けるようになった
恋愛に関しては甘い思い出よりも苦い思い出の方が
ずっと心に強く刻まれていた
それからの日々はあまり覚えてなかった
気づけば大人になり、周りは幸せそうだ。
もし神様が存在するのなら彼は気まぐれか
それともサディストかどちらかだと一方的に思っていた
神様、神様
なぜあなたは私から全てを奪おうとするのですか?
家族も音楽も居場所も
もし神様がいたらどんな風に返すのだろうか?
そう思いながら眠りに付いた
私は逃げていただけだった
全てに立ち向かう勇気がなかった
自分自身と向かい合わなかったからだ
そう気づいた時
昨日までの俺は死んだ
昨日までの思い出の残骸を抱きしめて
次の日に目覚めて踏み出す一歩は
新しい自分の為の一歩だ
「ありがとう」
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