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待ち人
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作詞 鶏男 |
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私が少女だった時
想うって気持ちにただ焦がれ
阿呆みたいに夢彷徨い
とうとう目が覚めなかった
僕が少年だった時
小さな小さな女の子
きっと砂糖で出来てるって
信じて疑わなかった
私が女だった時
世間が阿呆に見えてきて
男なんてって言ノ葉を
馬鹿みたいに使ってた
僕が男だった時
小さな小さな女の子
いつの間にか蝶々に
心が綺麗だと信じてた
私がおばさんだった時
馬鹿な頭の男とつがい
行き送れたんだから仕方ない
何度も自身に言い聞かす
僕がおじさんだった時
やっと蝶々が僕のもの
白い衣装を身に包み
とても綺麗に笑うんだ
私がおばあさんだった時
馬鹿な男はおじいさん
私の考え気づかずに
最後まで馬鹿みたいに笑ってた
僕がおじいさんだった時
僕の蝶々が白いベッドで
ただただ弱っていったんだ
ずっと一緒だと思ってた
ベッドに女が寝ていたよ
傍に男が座っていた
女は一言、あんた馬鹿、
漏らす言葉に男は笑い
やっぱりあんたは馬鹿だって
女は泣きながら言っていた
女が男の元去る瞬間
知ってたよ
一言男の声
泣き止む女
鳴り止む心
女の凡ては此処にあり
男の凡ても此処にある
女は河原で男待つ
男も其れまでただただ待つ
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