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僕と世界
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作詞 鶏男 |
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僕が生きていた世界があって
僕が死んでいた世界があって
僕が認識するまで世界はなくて
世界が認識するまで僕はなかった
どんなに煩わしく感じても
他人が無くなるなど無い
僕には凄く時間が掛かったんだ
今まで気づけなかったんだ
僕も他人だということに
例えば小さい頃遊んだ野山とか
もしかしたら今でもあるのかもしれないけども
きっとそれはあの時とは違う
それは僕の記憶にしか無いんだ
あの時に戻りたいと
何度願っただろう
でもあの時を構成していたものは
小さい僕とその時だけの世界
大切なものを確かめたいと
何度も考えて
でも結局そんなもの見つからなかったよ
本当に大切なものは何処に行ったんだろうね
汚れているな
拭おうと手で擦っても
汚れは落ちない
僕の手も汚れているんだ
だから僕は綺麗なものを今日も探している
だから僕は大切なものを今日も探している
いつか世界から僕がいなくなるだろう
いつか僕から世界がいなくなるだろう
でもその時に綺麗なものがあったなら
でもその時に大切なものがあったなら
きっと世界は僕を忘れない
きっと僕は世界を忘れない
嘘でも良いから
そんなことをしっかりと胸に抱きとめるんだ
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