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架空の住人
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作詞 白い桜 |
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僅かな日さえ 虐げられる夢を見た
慣れてる筈のその言葉も 印象的だった
何処にも逃げ場は無いということくらい
今まで何度も言い聞かせた筈だろ
凍えて震える指先を押さえながら
あの日の分かれ道の先を描いた
儚い世界の
広さを測ったところで何も変わりやしない
『今までありがとう』
この言葉を言うのはもっと先の筈だった
「分かってくれる人がいた
気付いてくれる人がいてくれた
たったそれだけの言葉で
心が軽くなったんだ」
途方に暮れる 絶望が日常になる
普通になりたい思いさえ 時代が否定する
抑えて抑えて抑えて抑え込んで
自分が誰だか解らなくなってきて
揺らいだ決意が苦しみを思い出して
恐怖に立ち向かった意志を描いた
驚き戸惑い
答えを導き出す前に ほら 通り過ぎてく
『これからよろしく』
どんな言葉を伝えればいいかわからない
「止まらない胸の鼓動
冷静な顔が綻びてゆく
贅沢な願いを一つ
君を近くで見ていたい」
吐きそうな日々 僕の両手が受け止める
最高にもどかしくなって 醜いこの軌跡
静かにこだます謎のイタズラ電話
破壊の衝動 自分自身を壊す
心を引き裂く心無い言葉だけが
あの日の救いの手を恐れ拒んだ
未来の予想図
あまりに現実と離れすぎて届きやしない
『おはよう』『おやすみ』
その言葉さえも言わず一日が終わる
「周りの人に恵まれた
人の温もりを体感してた
たったそれだけの事実が
戦う力をくれた」
「気付かないフリをした
笑顔の裏を探ろうとしてた
たった二文字の言葉で
奇跡が遠ざかったんだ」
「いくつも奇跡はあった
言い訳してまで自分を正当化した
笑い声は他人事で
大きな繭に隠れたんだ」
『僕は今、嬉しいんだ!』
『僕は今、一人なんだ…』
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