|
|
|
けものみち
|
作詞 月猫 |
|
弾丸切れた銃を握って
茨の道で対峙するのは
砂糖で出来た細いナイフや
ガラス細工のきれいな鎧
がたがたと震える両脚を
踏みしめて敵を睨みつけ
勝利を誇らしげに掲げても
流れる赤いものが怖くても
転んで起きられずに泣こうとも
瞳が濁るまでが戦いです
玩具のような武器を持たされ
茨の道に放り出されて
誰もが味方を見つけられずに
ただ立ち竦む不安な戦士
怖がりな乾いた眼球に
ささくれた風が吹きつけて
世界が戦士たちに言いつけた
使命は 生きろという無理難題
けれども生きなくてはなりません
呼吸が止まるまでが戦いです
|
|
|