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井蛙
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作詞 小椋優太朗 |
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あの水の味だけを
あの空の色だけを
知っていればよかったのに
それでよかったのに
帰り道歩くカエル
暗い表情で虚ろな目で
悲しみを引きずるように
あの井戸へと向かって行く
思いどおりにいかないことが
悔しかったんじゃなくて
何もできなかった自分が
許せないだけ
あの水の味だけを
あの空の色だけを
知っていればよかったのに
何を思ったのか君は
自分にもできるんじゃないかと
外へと飛び出して ボロボロになってしまった
完璧でなければ意味がない
完璧でないものは すべて不良品だ、と
みんなを嘲笑っていた君は もう笑うこともなくなったね
あの雨の音だけを
あの唄の歌詞だけを
知っていればよかったのに
あの水の味だけを
あの空の色だけを
知っていればよかったのに
それでよかったのに
帰り道歩くカエル
暗い表情で虚ろな目で
悲しみを引きずるように
あの井戸へと、身を投げた
ポチャン…
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