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滅多に涙を見せない虹
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| 作詞 小国 和歌波（FaNCy） |
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雨が沢山降った後にできた虹を見て「大きな虹だね」と笑う私に
「そうだね」と澄んだ表情で言う彼
考え事をよくしているのか？ 彼の澄んだ表情はよく見る
私が前を歩いて行く彼に ついて行くのも いつものことで
時々 彼は振り向いて来る 私が笑いかけると 少し微笑んでくれる
私といるときの彼は 凄くクール 澄んでる
その表情は 何を考えてるのかよくわからない
彼が笑うときは 私がアホな発言をしたときで
それも 恥ずかしくなるぐらい笑ってくる
いつもは 声をあげて笑わないくせに
こういうときに限って 凄い良い笑顔見せてくる
その 笑顔で 時々言い返せなくなる ほんと なんか 悔しい
珍しく長く咲いていている紫陽花 咲き始めた頃から 彼とは
お互いに忙しくて 会っていない
雨は何日も降っていなかったのに 乾いた空に 大きな虹がかかっていた
澄んだ空にかかった虹は 凄く綺麗で 彼と見たときの虹より 凄く良い虹に見えた
彼には 絶対言えないけど その虹が 彼そっくりに 見えたから
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