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ある日のあいのうた
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作詞 やなぎ |
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どこかの誰かを愛してた 今も微かに残る
とても綺麗だった君は まるで月のよう
満ちるように 僕をつつんで
欠けるように 突き放して
傷ついて傷つけて でも最後には笑って
いつの間にかその笑顔は 僕の力になってた
「人を好きになる」ことが好きな君へ 今言いたい
「もっと人を嫌いになれ」ってね
いつかその心は その身体は 疲れ果ててしまうから
僕の心がなければ 身体がなければ 君は幸せだったのかな
口がなければ 記憶がなければ その涙は使わずに済んだのかな
心が遠くなる 君が離れてく 手を伸ばしても届かなくて
悲しいんだよ 辛いんだよ 二人は逆さまを歩き続ける
心の底をそっと温めてくれた 君がいつもあふれてた
君が笑うなら その顔でいるなら もう何もいらないよ
辛いときは痛みを分けて 楽しいときはありのままで
誰より何より支えてくれた 支えるつもりが支えられてた
いつもいつも僕のためとか言って わからないことばかりして
やっとやっと言葉になりそうだけど 一歩踏み出すのが難しくて
でもきっと僕は 隣にいてくれた 君が好き
そんなにも深い場所から見るものは どんな色をしてるんだろう
きっとどんなものよりも 霞んでいるだろう
それなのに君は言う 「どんなものより輝いている」
そんな君の言葉は とても重く感じていた
深くまで傷ついてまで ここにいる意味はなんだろう
その手もその涙もその温もりも 今ではずっと向こう側
でも追い続けるよ きっともっと今よりずっと
声にならないけど叫んで 響かせてずっと遠くまで
ただずっと 枯れるまで 晴れるまで
月の陰を見る こんな夜の日は
じっと空を 眺めていよう
君に届かない こんな声でも
愛してると 叫び続けよう
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