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引き出された感情、引き出されない心
作詞 choice
もう夜が明けた

こんなに時間が早く感じるとは

目の前の黒い本に目をやると

わけのわからないことが書き込んである

明かりはなく、周りは暗い

涙を流した後があり

少し紙がゆがんで見える

私は眠ってしまったのだろうか

何も思い出せないんだ

文字は涙で滲み薄く

心はことなくまだ揺れる

書くのも辞めようかなとも思うけど

指先は勝手に動き、文字をつづる

涙を流しながら

滲んだ紙に


目も乾いてきたところで

僕は指先を止める

僕の心も止まる

黒い本をしまい

赤い本を取り出す

そして僕は怒り狂ったかのようにまだ書き綴る

指先は激しく動き

紙は破れ

涙は枯れた

でも指先は動き続け

何かの文字をつづる

破れた紙に

枯れた涙は届かない


日は徐々に明るくなり

僕は赤い本を閉じ外を眺める

黒い本を取り出そうか

青い本を取り出そうか

感情が引き出されるのに

心は引き出せない

もう朝だ

また再び夜が来るまでは

青い本で書き綴ろうか

全てが枯れるまで

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 引き出された感情、引き出されない心
公開日 2007/04/03
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 無意識、無感情、無表情、全ては枯れた。
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