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【悲しみに滲む青】
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作詞 yuuki.n |
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09.滲む
あまりにも糸は細すぎて
気がついたら切れてしまったり
届くかな 届くかなとそわそわしてた
手紙はもう届かないだろう
優しすぎるんだ きっと
誰かに嫌われないように生きてた
消えそうな溜息の行く先に滲む
そんな夕陽ばかり見てたから
青空が映る水溜まり
明日になれば乾いてしまうから
いつまでも ここにいると言えない事を
抱きしめて僕は生きているよ
悲しすぎるんだ きっと
いつかは会えなくなる日がくる事
癒えそうにない傷の傷口に滲む
そんな想いばかりを噛み締めて
前ばかり見てたら気づかない事
そのいくつかを栞に挟んでおく
誰かが滲んで 何かが滲んで
昨日が住み着いて できてる
儚すぎるんだ きっと
見てれば見えなくなる日がくる事
消えそうな溜息の吐く先に滲む
そんな景色ばかり見てたから
そんな夕陽ばかり見てたから
10.グッバイマイワールド
茜色に染まる 焦げ臭い上空
羽虫が温度を揺らす
儚いその秒を 瞼に映してる
美しい写真よりも
未来だけを 未来だけを
ぼんやり眺めていた
グッバイ・マイワールド
触れる間もなく陰て行く今日を
守れないのは仕様が無いんだ
抱えきれないまま 大人になって行く
風向きをなぞって進む
なるたけその訳を 言葉にしたくなる
どんな綺麗事よりも
未来だけを 未来だけを
未来だけをって魔法
グッバイ・マイワールド
多分程なく事が切れる僕を
守れないのは仕様がないんだ
あれは星屑 数億年前の光
痛み そして祈りに近い
茜色に染まる これからを祝して
羽虫が温度を揺らす
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