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神様と雨
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作詞 milk |
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雨が降る前
湿り気を帯びた
冷たいにおいが鼻を刺す
黒に塗りつぶされた空が
無言でずっと待ってる
今日も待ってるんだろう
空が裂けていく音がして
ちらちらと見え始めた雨
雨はきっと神様が作ったんだろう
黒い空が救いを求めたから
水たまりを作って
自分の姿が見えるように
滲んだ街頭の明かりは
黒い空を寂しくさせた
求めたものがそばに居ないことを知らせるから
雷もきっと神様が作ったんだろう
黒い空が目を瞑るから
光を作って
遠くまで見えるように
雨の前の空気がこんなに冷たいのは
ずっと黙ったままだからだろう
雨の後の空気がこんなに気持ちいいのは
汚い心も寂しい心も全部流れたからだろう
雨はきっと涙なんだろう
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