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僕が僕じゃなかったのなら
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作詞 品木 恵菜 |
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僕が僕じゃなかったのなら、君に出会うことさえできなかったんだろう
僕が僕じゃなかったのなら、君を愛することさえできなかったんだろう
嗚呼…
星屑は瞬いて、小さな光を降らす
それは水面で波打って岸部に空を届ける
ねぇ、ちっぽけな僕だけどさ、生まれてきて良かったって思っているんだ
月のように大きく輝くことはできないけれど
細やかな輝きでただ一人君を照らせた
ほら、僕にしかできないことがあった
僕が僕じゃなかったのなら、こんなに綺麗な空は見れなかっただろう
僕が僕じゃなかったのなら、この世界は少し小さくなってただろう
嗚呼…
見落とすくらいに微かな息吹の音はいつか
大地に緑と希望を咲かす
ねぇ、臆病な僕だけどさ、生まれてきて良かったって思っているんだ
大きな多くの枝で君を雨から守ることはできないけれど
逃げずに君と共に雨に打たれよう
ほら、僕にしかできないことがあった
君が君じゃなかったのなら、僕は僕じゃなかったんだろう
君が君じゃなかったのなら、僕は今みたいに笑えなかったんだろう
嗚呼…
小さな小鳥は自由に空を飛び幸せを運ぶ
それは地上に憧れを届ける
ねぇ、ちっぽけだと君は言うけど生まれてきてくれて良かったと思っているよ
悠々とどこまでも飛ぶ力はないけれど
小さなさえずりは僕たちに朝を伝える
ほら、君にしかできないことがあった
僕らが僕らじゃなかったのなら、この世界はこんなに綺麗じゃなかっただろう
僕らが僕らじゃなかったのなら、小さな幸せがたくさん消えていただろう
嗚呼…
僕が僕じゃなかったのなら、明日を夢見ることはなかっただろう
僕が僕じゃなかったのなら、この歌は君には届かなかったんだろう
さぁ…
生きて行こう…
強く、強く
僕が僕じゃなかったのなら…
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