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名も無き華
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作詞 博擇 紫苑 |
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ガラス越しの世界にずっと憧れていた
自分で蒔いた種が災いを呼び起こし
僕は孤独の道をひたすらに歩んでいた
光を求め 生きる理由を 死の叫びを
僕は探していた
血は命令に背きながらも体内を駆け巡る
僕を生かそうと
願いは砂のように零れ落ち
霧のように消えていく
この小さな掌を握って
悲しみの連鎖から抜け出したくて
声にならない悲鳴を
いつか見た景色に埋めてゆく
時間は残酷すぎて美しい
死へ近付く程に華は咲き乱れ開花してゆく
あの華のように僕は咲けるだろうか
見えない貴方の温もりの中で
ただ静かに
閉じた瞼から雫がつたい落ち
汚れなき雨へと変わる
僕は綺麗に泣いている?
高ぶる鼓動と共に
血は僕の身体を駆け巡ってゆく
永遠の刹那
その一瞬で僕は華となる
散りゆく運命に怯えながらも
1人じゃない その勇気を
生きる為の眼差しを
そっと隣で教えてくれた
生に満ちた小さな生命が
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