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彼女
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作詞 めー |
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ねぇあのさぁ
期待を持たせないでよ
また好きになっちゃうから
君との出会いは
2回目の席替えかな
初めて同じクラスになった人で
名前しか知らなかったあの時
話してみると
すっごく楽しくて
心地良かった
気付かないうちに
恋に落ちていた
席が離れた秋
離れたはずなのに
君とよく目が合う
笑って手を振ってみる
私ばっかり好きみたいで
くやしかったから
そしたら君は
かわいい笑顔で
臆せず手を振ってきた
負けました・・・
私の友達と君の目が合ったとしても
君はちょっと笑うだけなんだってね
大勢の男子が照れて無視する中
君はすごくいい人なんだなぁって気付いた
その友達とケンカした冬
君は理科室で
黙って黙って話を聞いてくれて
私はそのとき
泣きそうになった
友達に対してなのか
君の優しさに対してか
分からなかったけど
君は話を聞いてくれた
ただ静かに
聞き終わったあとも
そっか
とだけ言った
優しすぎる一言とその後の沈黙
君の安心できる笑顔
私はこの人の隣でないと
やっていけないって思い始めた
友達とは言いたいこと言いまくって
昼休み大騒ぎ泣いて叫んで
君は体育館でバスケしてたらしいね
ほんとよかった
その次の日
掃除の時間
頑張って黒板消してた
身長足りなくてジャンプしてた私の
黒板消しを
君は受け取って
無言で届かないところを消してくれた
そして
一緒にゴミ捨てに行こう
と言われた
なんだか変な誘いだけど
私は喜んでついてった
途中で同じクラスの男子に
ゴミ袋を預けた君は
私の手をひいて
駆け出したね
誰もいない桜並木の影に隠れて
掃除の時間中ずっとふたりで喋ってた
仲直りできてよかったね
それが君と普通に喋れた最後の日だったかな
なんで今更また私を口説くの?
馬鹿・・せっかく忘れられたのに
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