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紫陽花の涙。
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作詞 憐麒 |
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光る紫陽花が語る 鮮やかな記憶
静かに穏やかな顔で 繰り返す日々を見つめてる
揺れる鏡に貴方を浮かべ 今も動けずに
一人進んでいく秒針を 目で追うだけ
降りしきる雨が 鮮明な貴方をかき消して
あの日をまた遠ざけていくの
鏡に落ちるその雫は まだ貴方を思う証
横を通り過ぎるのは ひび割れた思い出だけなのに
「離れたくない」 何度も叫んだ
あの時と同じ さよならの雨は
葉を濡らし 揺らすだけで
また 穏やかに笑うのでしょう?
暗くても 止まった秒針が見つめる貴方の傍 私の場所
紫陽花をみつめる 穏やか過ぎた貴方の笑顔
最期の言葉を 雨も流してはくれないの
「忘れないで」 何度も願った
あの時と同じ 雨上がりの空
私を照らす 最期の太陽
穏やかに笑った 全てが夢だと
儚い夢だったと
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