|
|
|
卒業
|
作詞 Last Sign |
|
白銀の世界も乾き 桜のつぼみが目覚めるころ
僕たちは ポロポロ涙を零した
昨日までは 「俺、絶対泣かない」なんて言ってたお前も
眼を真っ赤に染めて 俯いている
見慣れた校舎 大好きな教室
いつもお前等とお祭り騒ぎだ
だけど、今日は教室も少し寂しく
どこからともなく啜り泣く声
前は霞んで見えないのに それでも俺たちは進んでる
「今日」が 始まりなのか 終わりなのか
絶対忘れないよ お前等の顔、声、名前
何億の人間からお前等と出会えて 俺は幸せだ
それまでちょっとだけ バイバイ
10年後にまた会おう
卒業式の涙も乾き 月の光を頼る頃でも
俺たちは騒ぎあった 公園で共に語った
いつもは「俺、そろそろ帰る」なんて言うお前でさえ
今日限りは いつまでも
「俺、あいつに告る」って言い出すお前に
みんなもそれぞれ 気持ちを伝えた
だけど、悪いな俺はそういうの無理
だって恥ずかしいからさ
そろそろ何も見えない 暗闇の中で一人がポツリ
「なぁ、明日も集まらないか?」 必死でミンナに告げた
だけど、なぁ、それじゃしまらねえだろ
みんながそろそろ帰る頃 俺は突然悲しくなった
今まで抑えてた 涙が涙が 涙が涙が
絶対忘れないよ お前等との最後の夜
最後のフラッシュが輝いて 俺は手を振った
何年先でもいい また集まる
そのときまで バイバイ
トボトボと帰る 暗い坂
俺の心は何故か晴れない
雲の向こうで 月が光っているように
俺の心が 叫んでる
「俺、告る」ってお前が言ったおかげで
俺も言う勇気が持てたよ
今まで あまり話した事もなかったけど
しっかり 君に 気持ちを伝えた
「絶対忘れないよ 高校に行っても
ずーっと仲いい友達でいてくれる?」
君のメールを見た瞬間に また前が霞んだ
こんな俺何だけどなぁ ありがとっ!
絶対忘れないよ お前等の顔、声、名前
何億の人間からお前等と出会えて 俺は幸せだ
それまでちょっとだけ バイバイ
10年後にまた会おう
俺の眼に見える最後の写真に居る「友達」
俺の心に響く 君のくれた涙
|
|
|