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プロポーズ
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作詞 sakeo |
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前日の予報は雨で
今日はピクニックの予定を変更したんだ
君が静かなところが好きだというから
一緒に図書館で本を読んだ
予報は外れて空は晴れた
僕は少しがっかりしてる
だけどそんな僕を見た君はおかしそうに笑う
「いいじゃない、たまにはこんな日も」
そんな言葉が痛いよ。
ああ、僕の計画通りには、ことは進まないけど
早く渡したい、ポケットに入ってる銀のリング
ああ、今日だけは信じます神様仏様
さりげなく渡すことができるだけの、度胸とドラマティックな展開を下さい
「この後どうするの?」
特に予定はなかったけど
そんな君の顔をじっと見つめて
僕はとてもドキドキしてた
「ちょっと顔が怖いよ」
それで僕ははっとして
ずっとポケットにしまいっぱなしだったリングに手を触れた
君も何やら察してくれたのか
もう喉まで出かかってるのに。
ああ、時が流れてく、と思ってるのは僕だけで
時間はすぎない、まだ二分
ああ、僕に勇気をください神様仏様
思いっきり引きぬいたポケットからリングは舞った
チリンリンリン
チリンリンリン
ああ、スローモーション、舞うリングを追う
ちょうどマンホールの中に落ちて行った結婚指輪
ああ、嘘だと言ってよ、神様仏様
でもそんな僕を見て笑って君はいった
「ありがとう、よろしくね」
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