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さくら
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作詞 sakeo |
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いつも君を見るときは
気分が違うから
まだまだお前も子供なんだなって
父に言われた
初めて学校に行くときに見た君は
とても美しくて
最後に学校から帰るときに見た君は
どこか切なくて
「いつも変わらず気持ちがいいな」
と語る父の背中もなんだか切なくて悲しい
季節は周りまた春が来る
今年も変わらず君は咲いている、綺麗に
父の言葉がいつか僕にもわかる日が来る
そんな気がしてる
だけどその日は
きっと今まで以上に
別れが惜しい
学校の校庭の一本の桜の木が
堂々と咲いていた記憶が懐かしい
今はその地に双葉がちょこんと顔を出して
たくさんの日を浴びてすくすくと育つ
いろんなものが生まれ変わって
いろんなものにまた出会って
面影だけを残して去っていった君を見て
僕は双葉を見つめながら少し泣いた
いつかまた君に出逢える日にはもうこの気持ちもないだろうけど
その日はゆっくり語り合おうよ、思い出を時間をかけて
時が流れてまた夏が来るそんな気分の梅雨時に
君はそっと姿を変える、また来年までおやすみなさい
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