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ネックレス
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作詞 sakeo |
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お母さんが結婚した時に
おばあちゃんから真珠のネックレスをもらいました
大変貴重なピンク色のネックレス
大切な式の時に、よくつけてました
私が40になっても結婚しないから
もういい加減にしないと、これあげないわって
言われたけど、木枯らしがふくような私の婚活
気が付けばもう、周りのだれもが
愚痴ばかり言うような歳で
あのころはよかったねなんて今でもはっきり
覚えていることをいうもんだから笑えるわ
時計の針は止まらないけれど
真珠のネックレスはずっときれいで
いつになったらもらえるのかななんて言ってるうちに
お母さんはとうとういなくなった
お母さんのお葬式の時に
形見分けで真珠のネックレスをもらいました
悲しいくらいにきれいなネックレス
お墓参りには必ず付けてます
私がいつまでたっても結婚しないから
こんな形でもらうことになったなんて
悲しいような虚しいような寂しいような、気持ち
奇麗なネックレスですねなんて、だれが
声かけてくれるのかしら、こんな歳で
最後のキスはいつだったかなんてもうはっきり
覚えていないなんて、笑えるわ
時計の針は止まらないけれど
真珠のネックレスはずっときれいで
いつになったらもらえるのかななんて言ってるうちに
お母さんはとうとういなくなった
私がおばあちゃんになって
気が付けば、周りに誰もいなくなった
だけど、相変わらず
奇麗に光る真珠のネックレス
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