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自分の唄
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作詞 True kindliness |
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学校のトイレの窓側から
電気屋が見えるところに
僕等の居場所が削られたような匂い
数年前のこの場所の
静かな草村からは
想像も出来ないような騒がしい日常
昔草村でキャッチボールをした事も
昔僕等が喧嘩した事も
電気屋に消された
今までたくさん
忘れ去られた物見てきた
これから 堂々と
見上げたくない空に
目を疑った
今の自分がいた
通学路は一本道の徒歩だけで歩く
居残りで残った部活の無い日
一人で帰ってふと空を見上げれば涙が自然と溢れてきた
数年前の僕とは
まったく違う事
とっくに心が折れた事は知っていた
何故か涙が
大量にこぼれて愛しく
なって 空は
蒼くてまた眩しかった
目を疑った
心が折れていたから
家に帰る途中のビデオ屋の前で
仲が悪くなって口も利けない
古い友達がいた
数年前はこの場所で
一緒にアイス食べたっけ
僕は何気なく人を傷つけていた
学校のトイレの窓側から
自分の顔をガラスにじっくり
映してみた
数年前の輝きに満ちた目よりも
数段に落ちこぼれた僕がいた
心が折れた音も聞こえないほど心は痛んだ
今では当たり前に
下げている体操ズボンも
昔の 僕なら
腰ぐらいまで上げていたけど
あの日の瞳は
戻らない僕が
また素直になれるかな
いつもと変わらない
道を少しずつ歩いて
3歳のぐらいの時には
何もかもも夢中だった
今までたくさん
忘れ去られた物見てきた
これから 堂々と
見上げていこう空を
目を疑がわないで
自分の唄を
心を見て・・・
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