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「臆病者」
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作詞 星月 かのん |
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「大好きな人」がいました。
とても大切な人でした。
ある日突然、
「ちょっと、考え直させて」
といわれました。
全く意味がわからなくて、
何を考え直すのかもわからなくて、
泣くことしかできなくて・・・
それでも彼は、
「ちょっと、考え直すだけだから」と
「嫌いになんてならないから」と
いうだけで、
私がどれだけ悲しんでるとか、
どれだけその言葉が怖かったとか、
思いもしてなくて・・・
「悪いところも、いいところも、過去のことも全部ふまえて好きなんだよ。」
って、いってくれた「言葉」を信じてたのに・・・
やっぱり過去を気にして、
今の私を見てくれてないあなたが怖くなって、
私は、「逃げた」。
逃げることしか、知らない私。
自分を守ることしかできない臆病者を、
あなたは、「優しすぎる」といってくれました。
それなのに・・・
自分をけなすことしかできない人間に、
自分を守ることしかできない人間に、
手をさしのべてくれたあなたも、
やっぱり臆病者で、
過去を気にしすぎて、私から離れていってしまう前に、
私は、「あなた」から離れましょう。
傷つく前に、離れます。
傷つきたくないから、離れます。
やっぱり私は、臆病者。
そうやって、
自分を守ることしかできない、臆病者。
でも、これが「わたし」の生き方です。
こんな臆病者の私に、
手をさしのべてくれた「あなた」に
感謝します・・・
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