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entwine
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作詞 柑子 |
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交ざり合った思惑で君を絡めとって
縋る眼差しをこの手で塞いで
どうしようもなく苦い風に
揺さぶられる君の髪はすり抜けて
濁った空を傘で隠せば
足元が孤独に浸かる
見たくないと叫ぶなら
追いかけてこないのが賢明だろ
ひとりにはしないなんて
そうやってまた僕を刺す
千切りきった約束が僕を縛りつけて
いまだ痛む甘えに触れないで
解き放った感情すら操作して
君の瞳が染まる瞬間を恐れてる
掠めてった消えかけの吐息が
温度をゼロにする街の片隅で
駆けずる誰かの影とすれ違い
上手に見てみぬフリ
君のためを思うなら
とっくに放していたはずの手だろ
傍にと願う理由なんて
所詮僕らが他人だから
交ざり合った思惑で君を絡めとって
縋る眼差しをこの手で塞いで
守りきるなんてスキルの欠乏を
物理的な距離で満たす戯言
廃れきった策略で世界を廻して
震える声を胸に閉じ込めて
走り出した物語の前線を
矛盾が溢れだす前に駆け抜ける
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