|
|
|
表参道
|
作詞 reo |
|
地下鉄の階段を上れば 街の空気の風が迎えてくれる
外は煌びやかに化粧したビル イチョウの並木道が続いている
今日は表参道で開催される
絵の展覧会を観に久しぶりに足運んだ
秋の表参道の街を歩けばショウインドウに
僕のコート姿とガラス張りの向こうにある七色の文房具が
セピア色に映っている
昔、絵描きの君と来た歩道橋が夕方の太陽に滲んでいる
笑い声や車の走る音 喫茶店の洋風の食器の重なる音
夕暮れのうろこ雲照らす空 高いビルの間に垣間見える映画の広告
今でも変わらず 君の描いた油絵のように残っている
表参道、今では悲しい街
君を想い夕暮れの車の赤いブレーキランプの波共に歩けば
僕は知らずに君の描いた油絵の中に溶けて中に入り込む
展覧会の絵の中へ
君が描いた二人が恋していた頃の絵の中へ
君といた表参道
|
|
|