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物語
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作詞 サガリネコ |
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消えかけ月の端 駆けだしたはずの時間
誰も居ない街へ 行き着いた僕を見てた
上から逆さまに 堕ちるような世界の中
君の温もりだけ 探す仕草を見せて
*何も変えられなかった 時は流れ堕ちゆく
砂のよう止まらない
そんな事実を思い出し
何か変えられたような 空気圧が横切って
12時の鐘が鳴る
僕は夢から醒めた
白紙に描かれた 絵を消すようにたやすく
また初めから描く 人生程に難しい
今更気付くような 僕に何が出来る
失うのなら二度と 握らない君の手を
*
行き詰まる廃奥 立ち止まる迷路に
置き手紙を書いて 震える指で飾って
何度も嘆いては 破かれた現実
もう元には戻せないだろうに
「今までありがとう」と 言えない自信はある
別れ話になりそうな気がするから
サヨナラも言えなかった 君の瞳も見えず
雨のよう止まらない 哀しくてずぶ濡れになる
サヨナラと言えたなら きっと明日は蒼空
何処までも雲のない
虹が見られるはずだ
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