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天秤
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作詞 あーこ |
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彼氏だとか彼女とか
付き合うとか友達とか
あなたと私の関係を呼び合う肩書きなんて
どうでも良かった
ただ側にいたい
出来るなら抱きしめてほしい
皆に愛されるあなたを独占する為
それには必要な”肩書き”
1番すがりついていたのは私自身
ねぇ一緒に見た
夜明けの空を覚えてる?
紫色が二人を染めて
少し泣きそうになった日
あなたの指先の”光”は
見れずにいた
アイデンティティーなんて捨てても良かった
あなたという存在と
私という存在が
同じ居場所で呼吸出来る意味が
何よりも欲しかったもの
明日は急かすように訪れ
あなたは暖かい場所へと走っていく
その後姿を見ながら
螺旋を滑り落ちるかのような痛み
座り込んだコンクリートに
涙が吸い込まれていった
好きだって想いだけは
吸い込まれたくなくて
心の奥底まで飲み込んだ
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