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自嘲
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作詞 あーこ |
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また季節がひとつ過ぎて
また思い出からひとつ遠ざかる
あなたがいるはずもない
遠い遠いこの町に
逃げ出してきたのは私なのに
ふとすれ違う面影に
あなたの横顔を捜してる
何度もぶつかり合っては
二人で泣いた事
何度も傷つけ合っては
二人で癒した事
全てが少しずつ色褪せてきて
苦しかった思いさえも
いとしくて守りたい
無様にもがく様
惨めだと知っていても
こうする事でしか
あなたとの思い出にすがれなくなってゆく
毎夜の「おやすみ」のメール
記念日の照れ笑い
春の日のお散歩
手に残る指輪の跡が
消えた絆にしがみついていて
「バカだね」
自嘲しながら ずっと私は泣いていた
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