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十三日と金曜日
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作詞 泉下イチイ |
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これが生まれた意味と
母の言葉信じていた
あたたかな温もりと
笑顔くれる引き替え
体中の傷見て
責め立て蔑む他人は
金曜日の儀式知らぬ
愚か者でしかなかった
(分かると言ったら引きずり犯す 分からん言ったら掴んで潰す…)
怒り叫び散らして
ゴミを漁り喰うおじさん
遠い世界のことだろうねと
遠巻きに憐れんでいた
だけど今はよく分かるんだ
頭の中の轟音で
全てを塞ぎ続けていれば
楽だねと
家族に切り裂かれる定めの金曜日
微笑みさえ浮かべ信じてた
温もりと引き替えに
十五まで生きる身と
イカれた世界を今更奪い
良かったねとなぜ泣き喜ぶ?
すべて奪われて放り出された俺に何故
(分かると言ったら引きずり犯す 分からん言ったら掴んで潰す
愛すと言ったら切り裂き殺す 棄てると言ったら唾吐き哂う
何も近づくな近づけるな近づいて離れたら頭氷結粉砕
怒りと恐怖の轟音で耳を塞いでいれば生きられる!)
与えられた能力(ちから)を費やして
上り詰め喝采を浴びた今
手にしたトロフィーを粉々にした
『今思い知れ貴様ら!』
嘆き救い求め叫ぶ俺に
無知と言い蔑んだ賢者ども
うまくやっただけで讃えるのか?
そこのゴミに一億十円と
値つけて遊んでるおまえらに
イカれた親以上の価値はありゃしねえ
ゴミクズだねこの名誉と世界
あの儀式がましだと言い棄てた
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