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昼下がりの喫茶
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作詞 彩希 |
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落ち着いた雰囲気を醸し出す どこの町にもありそうな店
コーヒーの匂いが心地よく 休日の昼下がりに一服
席はいつも決めている 大テーブルの左端
カウンター越しにいる彼女に 気付かれないようにそっと見る
無邪気な笑顔 明るい声 肩ぐらいで結びの髪
一生懸命に働いている 姿に心が引かれた
人見知りで内気な性格だから連絡先はおろか話しかけることもできない
唯一声をかけられるのは注文をする数秒間
誰にも邪魔はさせない僕だけに許された数秒間
いつもと変わらない休日の昼下がりの喫茶店
店員と常連の関係に少しの進展が訪れた
「他にお客さんも いないの 少しだけ
話しませんか」と 言われて心がときめく
口数が少なく下手くそな会話の一つ一つに笑ってくれた
内容は緊張で憶えてないけど楽しんでくれたならうれしい
家が近所だとかコーヒーが安いからだとか
そんなことより本心はただ君に会いたいだけ
店に足を運ぶたびに次第に距離は縮まっていく
今では気兼ねなくなんでもない会話もできる
変わらないところと言えば客と店員の関係
連絡先を聞こうとするけど毎回できないまま
いつまでも変わらない昼下がり
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