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狐の罪と思い
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作詞 春音 |
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今日は 百姓の家を火事にしてやった
昨日は 五右衛門の唐辛子を盗んできた
毎日の悪さ
だめだ ってわかっているのに何度もしてしまう
゛サビシイ゛ 誰か気づいて
僕の気持ちに
今日はある男のところに行った
川で何かをしていた
何をしているのかな?
竹の皮で編んである籠の中には
うなぎがいた
捕まえても 捕まえても
手から滑り落ちる
゛オモシロイ゛
やっと捕まえた
僕のうなぎ
゛ぬすっと゛
聞こえた
びっくりした
逃げろ逃げろ
今日はあの男が泣いている
どうしたの?
゛おかんにうなぎ 食べさせてやりたかったなぁ゛
ウ ナ ギ
僕が捕まえたうなぎ
あの男がおかんに・・・
゛ゴメン・・・ナサイ゛
僕は毎日毎日
あの男に償いとして
食べ物を送った
ねぇ 辛いよね
こんなものでいいなら
僕は食べることを我慢して
君に送るよ
゛ツグナイ゛という゛クリ゛
栗が食べたい
そう言ったお母さん
僕はクリを持っていった
だけど お母さんは
゛シンデイタ゛
今日はいつもよりたくさんの栗を
兵十に送る
ゆっくり歩かないと
栗がこぼれ落ちちゃう
痛いなあ
銀色の塊は
僕の体を突き抜けて
空へ飛んでいく
゛お前だったのか クリをくれたのは゛
責めないで
僕がわるいんだからさ・・・
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