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愛の軌跡
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作詞 TOTO |
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街角から覗いた
ありふれた光景
幸せそうに手を繋ぐカップルたち
ライトアップされた日々を
当たり前な日常だと
さらに光を欲張ってしまう彼ら
蠢いた人の群れたちは
愛を求め一方通行
赤色のシグナルさえ
貪欲の前では意味を持たず
寂しさが心で行き交う
この衝動を抑えたくて
自分だけを見てもらいたいばかりに
空っぽな台詞を
今日も叫ぶ彼らって…?
隣で笑っているのは
ほんとにあなたが愛した人?
心にできた隙間に
飾り付けたストラップ
自分に嘘をついても
本能がそれを否定する
ハートメーカーを埋める
愛の軌跡をたどってみて
そこには ほら
他の誰かが映って見えないかい
屋上から見渡した
切ない夜景
真っ暗な孤独を
隠すイルミネーション
心の奥底では一人ぼっちを
嫌がっているのに
寂しがっているのに
触れ合うことを恐れてしまう僕ら
一匹の黒い猫が
人の群れを横切った
不幸が起こるというレッテルを
貼りつけたのは
愛することを忘れた人々
二匹の黒い猫が
人の群れを横切った
冷たい視線で見てしまうのは
幸せそうだったから?
隣で悲しんでいるのは
ほんとにあなたを想っている人
心から想っていないと
悲しさなんて湧いてこないさ
閉ざした心を開ける鍵は
薄れかけた 愛の軌跡の先
愛は幸せを運び 幸せは愛を育む
そうやって黒猫たちは
緑色の瞳で語っていたのかもしれないね
小さかったり
近すぎたりする
光の欠片
パズルみたいに繋ぎ合わせるのは
好きっていう言葉
自分の心に嘘をついていない限り
完成するはずさ
二人で一つの愛の軌跡が
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