|
|
|
星結び
|
作詞 TOTO |
|
星が流した涙は
すぐにどこかへ消えるけど
僕が流した涙は溢れ出て止まらない
星空が好きな君は
近所の公園にきては望遠鏡を覗いて
得意げに冬の星座を見つけてよく笑顔をこぼしていたね
そんなあなたの笑顔に気づいたら魅かれていて
大きく膨らむ気持ちが僕の小さな胸に溢れていた
君の気持ちはよく分からないけど
星に願っているだけじゃ届かないから
僕のありのままの気持ちを君に届けたいな
星と星が結び合って夜空に絵を描くなら
僕は君と結び合ってジングルベルのように
広がる夜空に幸せを響かせたい
君が好きな星座を好きになった僕
君に会えないときは
いつも望遠鏡を覗いて眺めてしまう
静寂に包まれた冬の寒さの中でも
君と一緒にいられる気がして心が温まるから
臆病者の僕は自分の気持ちに気付いているのに
今までの関係が
淡い粉雪のように溶けてしまうようで
それが怖くて
友達の視線からしか 君の表情がみえないでいた
空が青からオレンジ…
黒く暗くなるまでそんなの嫌だと嘆くばかり…
公園のブランコで途方に暮れていると
踏み出せない始まりの一歩に必要なのは
「気持ちや勇気だ」
「君の小さな胸の中で答えは出ている」
袋を抱えた赤いコートを着ているおじさんから
励ましの言葉をプレゼントしてもらったんだ
僕は決めたよ
情けない自分を脱ぎ捨てて
あの笑顔をもっと近くでみられるように
胸の中にあるありのままを
言葉にすると恥ずかしい想いを
ただ君に届けようって
星と星が結び合って夜空に絵を描くなら
僕は君と結び合ってジングルベルのように
広がる夜空に幸せを響かせたい
12月24日の雪が舞う夜のことでした
赤いコートのおじさんの後姿に
ありがとうと呟いた
今まで流した涙とは違い
嬉しくて溢れ出る涙が流せたんだよ
|
|
|