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紙飛行機
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作詞 roxas |
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あの頃僕は憧れてた
僕の頭上を飛ぶ鳥に
あの頃僕は夢見てた
僕も空を飛ぶんだと
今日僕は大人になった
卸したてのスーツとネクタイで
何でも出来ると錯覚した
あの頃の憧れは
建ち並ぶビルが隠してしまった
それでもこの大空は
何もかもがちっぽけに見える程に広くて、大きくて
そんな空に想いを届けようと
あの頃も折った紙飛行機を
空に向かって放り投げた
あの頃僕は信じてた
僕でも空を飛べるって
あの頃僕は怖かった
僕に本当に出来るのかって
昨日僕は大人になった
まだ慣れないスーツとネクタイで
偉くなるって意地を張った
あの頃の理想は
建ち並ぶビルが遮ってしまった
それでもこの大空は
何もかも無力に思える程に青くて、遠くて
そんな空に少しでも近づこうと
何度も折った紙飛行機を
懲りもしないで放り投げた
去年僕は大人になった
様になったスーツとネクタイで
孤独に社会に立ち向かった
あの頃の思い出は
建ち並ぶビルが押し潰してしまった
それでもこの大空は
何もかもを包み込んでいく程に偉大で、自由で
そんな空に手を伸ばし続けようと
あの頃みたいに紙飛行機を
今日も変わらず放り投げる
こうして投げた紙飛行機は
青い空へと吸い込まれてく
揺るがない意志をまた飛ばす
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