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果て無き今
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作詞 南北回帰線 |
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砕けたガラス、飛び散る朝陽
冷気を帯した砂塵は舞い立つ
鳴り止む砲火、過ぎ行く時間
けれど俺の目は又も眠り出す
飽食の果て、脂ぎる腕に毟られ
時代は一つ空白に成る
家族の夢は無に帰させられ
一族の日々は無価値と見做され
民族の血は汚され捲くり
純血の子など二度と生まれない
衝突の果て、愛しい歴史は血塗られ
誰の手からも滑り落ちてく
逃走か蜂起か
遅過ぎた事は余りにも多過ぎて
過去が急き立て、未来が嘆く
沈黙している俺の耳元で
無気力に成る時間は既に
今にも何処にも残されていない
散逸の果て、紡ぎ得た過去は細切れ
後戻りなど出来ないけれど
混迷の果て、在りし日を宿す未来に
我が指先は触れ得るだろうか
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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