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破壊への煽動
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作詞 南北回帰線 |
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紙細工の剣を帯する少年の夢は
帰郷を夢見る難民達の願い
如何なる希望も混乱に消える
俺達は何も出来なかった
排斥された肉体が向かう先は
ごみ箱と化した灼熱の坩堝
意見の相違は人生を無に帰させる
俺達は何も出来なかった
破壊への煽動は止まらない
世界から一時の休息をも奪い
味方をも構わず食い尽くす
消え去るべきではなかったのは
永久に息衝こうとした一族
引き剥がされた生命は死ぬ
俺達は何も出来なかった
砂塵を隠れ蓑にしているのは
闘志を怒りに染めた者達
波間を読み違えた船は沈む
俺は何も出来なかった
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