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舞
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作詞 南北回帰線 |
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人々は天才を備え始め
他の時代の如き独善に至った
人々は多才を遊び始め
他の時代の如き圧制に至った
其れは人々が色付いた時
五大の神々の怒りは深い
其の怒りは極端化しているのか
四季は襲い掛かる
其の嘆きは極彩を纏っているのか
花々は狂い咲く
其れは神々が人を見放した時
死ぬべき者達は供物を決める
選ばれて仕舞ったのは
年若にして艶かしく
知能の劣った娘達
然して素肌のみの彼女等は
二度と訪れぬ一時の清夜に
踊り
舞立ち
跳び捲る
唯一の者に選ばれた娘は
我が子の未来を諦めつつ
叫ばず
嘆かず
嘲笑う
四肢を血塗れにしつつ
熱と意識を失った娘は
抜け殻をも捧げられる
其れは星々が空を去る時
五大の神々の怒りは深い
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