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いつかの僕
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作詞 錦戸組 |
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鏡に映る僕はだあれ?
ただ真っ直ぐになりたくて
前髪にハサミを入れた
切り捨てたのは
いつかの僕だった
スクランブル交差点で
誰よりも早く駆け出して
行き交い惑う人を見ては嘲笑う
だけど向こう岸に
僕の求めるものなんてひとつもなくて
それでも急かされて
僕を止めるひとなんてひとりもいなくて
ショーウィンドウに映る僕はだあれ?
ただ素直になりたくて
人混みに身を任せた
波に飲まれ流されたのは
いつかの僕だった
この場所から逃げ出したくて
誰よりも早く駆け抜けた
それがただの強がりだとしても
今よりはマシだと
何かを求めて必死に手を伸ばし
「いつの日かきっと」
誰かに届けと天を仰いだ
鏡に映る僕はだあれ?
ただ真っ直ぐになりたくて
前髪にハサミを入れた
切り捨てたのは
いつかの僕だった
鏡に映る僕はだあれ?
切り揃えられた前髪が
照れくさくて微笑んだ
手に入れたのは
本当の僕だった
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